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『小料理屋 さつき』
料理は美味い。
お酒の種類も豊富。
さらに経費として『つけ』がきく。
もう最高の店だな。
「美晴さぁん。やっぱ高尾幸はカッコ良かったですかぁ?」
「えっ?阿部のりって高尾幸好きだったの?言えば良かったのに。連れてったのに。ゴメンね。」
阿部のりは慌てたように首をふった。
「違いますよ。美晴さんの目に適う男性だったのが知りたかっただけですよ」
「あ……美晴さんは相変わらずだったよ。むしろ高尾幸の方が美晴さんに興味示していた様に見えたけど。」
谷口くんが阿部のりを見ながら言っていた。
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