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テーブルにあるボタンを押すとすぐボーイが入ってきた。  「あ、悪いけどコイツら表だして。それと……美晴何飲む?」 私はメニューを指さした。  「じゃ、コレ。それとおすすめサラダとビーフ持って来て」 高尾幸は慣れたようにボーイに言った。  ボーイも慣れたように、女達を部屋から出し、下がっていった。  高尾幸は黙ったまま、私を見つめている。  私の心臓はバクバクした。  まさかバレた?  高尾幸は私の髪に手を伸ばしてきた。  思わず後ろに引き下がる。  「そんな警戒しなくってもいいじゃん。」 高尾幸は私の髪に手を触れ指に絡めた。  その仕草が妙にセクシーで、息を飲んだ。 
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