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「じゃ、友達からってのは、どう?」 上目遣いで聞かないで!  自分をよく知っているから出来る事。  そんな顔されたら、断れないじゃん。  「……ムリかなぁ?」 私は気合いで言葉を吐き出した。  「なんで!友達だったらいいじゃん。それさえも拒否んの?」 「友達って何ですか?」 私の問いに少し考えるように上を見つめる高尾幸。  「ん~何だろうね?オレ的には美晴に興味が出たから。付き合うには浅いんだろ。だったら友達から…って感じ?」 ニカっと笑う顔に心を射ぬかれた。  気持ちを押し殺しヤツに言わなきゃ。 
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