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足が重くなる。
高尾幸は羽が生えているかのように軽快な足取り。
『チッ。』
舌打ちしてしまった。
「チェ!!」
?今のは私じゃない。
高尾幸が舌打ちしながら私の方へ引き返してきた。
「今日、臨時休業だってさ。んだよ、せっかく久しぶりにきてやったのに。電話して店開けさせるかなぁ!」
携帯を取り出そうとした手を慌てて掴んだ。
「ん?」
とっさの事に高尾幸は私の顔を痛い程みつめた。
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