11

14/16
1038人が本棚に入れています
本棚に追加
/37ページ
少し動揺した私を朱美はニヤニヤみていた。  「ちゃんと二十歳こえてるよ。むしろウチじゃ歳いってる方だしね。」 未来と呼ばれる『男の子』は二十六歳らしい。  朱美は身元調査を徹底的にやるから、間違いはないんだろうけど。  この未来くんは、やはり高校生にしかみえない。  「ホント大丈夫なの?」 るーちゃんの顔を見る。  「はい。大丈夫ですよ。むしろ美晴さん好みかも。」 少し顔を赤めたるーちゃん。  おいおい。  何想像してんだよ。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!