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「そっかぁ……」
そして壁の受話器を取った。
「るーちゃん、少し借りていい?」
『ふふ、いいわよ。あ、私少し店外すから。
彼が近くまで来てるみたいだから出てくるわ。
一時間くらいで戻るから店で飲んで待ってて。』
受話器を置き、るーちゃんをみる。
るーちゃんの顔が若干赤くなっているようにみえた。
「未来くんの責任は誰が取るの?」
私はワザと聞いた。
「………自分です。」
消えそうな声だった。
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