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何曲か歌い、セットも変わった。  突然の拍手によって体を強ばらせた。  さっきまでライトに当たっていた彼が汗を光らせながら、こちらに近づいてきた。  「お待たせ。さぁ、行こう。」 その声に促されるままスタジオを後にした。  廊下を歩く。  誰もが振り替える。  黄色い声も聞える。  そしていつもの『痛い視線』も感じた。 
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