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航はメガネくんに状況を説明した。
メガネくんは申し訳なさそうに私に頭を下げた。
「美晴さんはどんな仕事で今日はきたの?」
航はメガネくんを端によせ私の前に進みでた。
「打ち合わせです。契約内容の確認がありましたから。」
さっくり答え、早く解放してくれる事を願った。
「誰?誰んとこ来たの?」
なんでそんな質問?
航の瞳に不思議な色が灯る。
「いえ、それは……」
言葉を濁す私に航が食いついてきた。
「パス調べれば誰だか分かるんだけど。」
私の首にかかるパスの裏をみて固まった。
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