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受付でパスを返却し、会社へ戻る。
社内は退社時間を過ぎているって事もあり静だった。デスクに戻ると谷口くん以下、全員が残業中。
順調に新規案件も進み、谷口くんの評価は非常に高かった。
部長が珍しく誉めていたのを聞いた時、嬉しいと思うと共に不安を感じた。
高尾幸に『復讐』をする目的の為とはいえ、今までバリバリ仕事してきた意味。
私の存在意義を……。
今日、高尾幸に会ったから、自分がナーバスになっているのは分かっている。
あまりにも近い位置に高尾幸が来ている事。
計画を遂行出来る位置に来ているからなのか・・・？
何かが私を不安にさせていた。
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