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『プープープー……』 切られた。 まったく!  高尾幸といい、航といい自分勝手な奴ら。  私はタバコを一本吸い、デスクに戻った。  「美晴さん。彼氏ですかぁ?」 ニコニコしながら、こっちを見ていた。  「なんで?」 キーボードを叩きながら聞いた。   「ふふふっ。顔優しいですよん。」  モニターから顔をあげると、阿部のりだけじゃなく、谷口くん葉山くんも頷いていた。
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