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航の笑顔につい私まで笑顔になってしまった。
「ホントにごめんなさい。」
そして航は今まで合った女性にまつわるイヤな話をしてくれた。
そんな話を聞いていたら、可哀想になった。
彼くらいの歳の子なら沢山遊んで仲間もいるハズ。
航は芸能界と言う世界でいつも見られている重圧に耐えながら、自分を隠している。
どこか、私と重なる気がした。
「美晴さん、まだ時間平気?」
時計を見れば2時近くになっていた。
「うん、大丈夫だよ。」
航は嬉しそうに笑う。
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