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「美晴さんには驚く事ばかりだよ。」 航の指が首筋をなぞる。  私は航の膝から太ももへと手を滑らせた。  「じゃ、『据え膳喰わぬはなんとやら。』って言うくらいだから。いただきます!」 航は私の布団を剥ぎ、着ていたキャミを強引に脱がせた。  そして優しく口づけを交わし・・・・・。 寝起きの私はされるがまま、まるで夢の中にいるように感じた。 航の力強い鼓動が伝わってくる。 見つめられれば胸が苦しくなる。 こんな気持ちは初めてだった。
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