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航の言う通り、来客を知らせるモニターには携帯を耳に当てた姿の航がいた。  仕方なくドアを解除した。   『じゃ、とりあえず上がるから待ってて。』 航は一方的に電話を切った。 朝とは違う爽やかな航。 「あっ、撮影終わってからスグ来たから化粧落としてないんだよね。」 確かに顔も髪型も決まり過ぎている。 航は、当たり前の様にソフーに座りパーカーを脱いだ。 「美晴さん、考えてくれた?」
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