18 #2

3/3
前へ
/33ページ
次へ
「あの、美晴さん。お願いがあるんです。」 改めて向き合う。  その瞳には真剣な色が。 そしてどこかで見た色が映っていた。  「だから何?」 航は言いにくそうに俯いた。 「美晴さん、会社で『課長』なんでしょ?時間って融通聞くの?今の仕事って『高尾幸』さん絡みなの?」 航が何を言わんとしてるのか? 「仕事の事?確かに『高尾幸』絡みの仕事だけど詳細は言えないよ。 課長だけど会社員だから時間は制約されてるし。」 航は意を決したように、私を正面から見つめ、 「ボクと付き合って下さい。」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

948人が本棚に入れています
本棚に追加