20

15/17
949人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
これから復讐が始まる。 だから………。 「航、ホント大丈夫だし。それにそんなに気にされたら、困る。」 私は航の顔を見れなかった。 「美晴さん、何をそんなに拒否するの?ボクが嫌い?」 航は私の腕を引っ張り、楽々と私を抱きしめた。 「ボクは、美晴さんと一緒に居たいだけ。それじゃダメ?」 甘く囁かれる言葉が胸を刺す。 でも私にはこのまま優しい流れに身をまかす事は出来ない。 「ごめんね。今はムリだし、いらないの。」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!