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「それで何で相手が私なの?」 航は目を輝かせながら言った。  「美晴さん綺麗だし完璧だし。一般人だけど、会社で地位もある。 だからスキャンダルになっても、そこまで報道されないハズ。 美晴さんだったら、納得するハズだから。」 「でもそれって私にはマイナスしかないよ。 地位がある分スキャンダルは命とりだし。 それに高尾幸の仕事もあるから、やっぱりスキャンダルはマズイ。 会社クビになったら困るし。」 航は勝ち誇った笑顔で言った。  「会社クビになったらボクが養います。だからボクと付き合って。」
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