34

9/12
前へ
/37ページ
次へ
「藍(あい)ただいま。」 腕の中で、笑う娘。 首も据わり、あやせば笑うようになってきた。 ミルクと母乳の混合。 私が仕事に出ている間、三重子さんがしっかりみてくれている。 私達は幸せ。 ううん、私はとっても幸せだと感じていた。 「美晴ちゃん、御飯まだでしょ?食べましょ。」 三重子さんが、カレーにサラダ、スープを用意してくれている。 「ありがとうございます。」 私は、藍をベビーベッドに寝かせ、食卓についた。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

803人が本棚に入れています
本棚に追加