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「美晴、本社戻るか?」 質管のメンバーに残っていた引き継ぎも終わり、ホントにする事が無くなった私に投げられた言葉。 「えっ?クビじゃないんですか?」 部長は、『くくくっ』と笑い話を先に進めた。 「辞めたいのか?違うだろ。それに今回の異動は、元々決まってたんだよ。 ただ騒動があったせいで、早まっただけ。」 部長曰わく、広報誌の創刊が役員会で決定していたが、時期については未定のままだった。 それに広報誌室長のポストに関しても絞りきれずに今まできていたが、高尾幸の撮影で役員達が私を押してくれたという。 「って事で、美晴の準備が整い次第、本社に戻ってきて広報誌創刊だ。」
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