33

9/10
前へ
/37ページ
次へ
「部長、この度は本当に申し訳ありませんでした。」 私は深々と頭を下げた。 「いいよ。その代わりこれだけは答えて欲しい。・・・父親は航なのか?」 部長の目は真剣だった。 「……はい。」 なんとか声に出せた。 「航から連絡はこないのか? 全く!責任も取れないクセに、やる事だけやって。」 いつになく部長はキレていた。 私の事なのに、怒ってくれている。 「部長、スミマセン。……ありがとうございます。」
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

803人が本棚に入れています
本棚に追加