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「…うん、しない」 と、いうか、出来ない。 「…そっか。なんか、変なこと聞いちゃってごめんね」 葵は私の癒えない傷のことを知っている。 「ううん、心配してくれたんでしょ?ありがと」 タコさんウインナーを箸で掴んで口に運ぶと、ボソッと音がして、スカートの上にほんの少し重力がかかった。
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