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目を開けると、肘を曲げてだらんとしてる私の腕が目に映る。 動こうとしても脚が重くて全く動けない。 周りに人がいっぱいいる…。 どうしたんだろ…? …あ、そっか。私、事故に遭ったんだ…。 ボヤボヤしてる意識の中、ヘルメットが目線の5m先ほどに転がっているのが見えた。 ヘルメット外れちゃったんだ…。 顔、どうなっているんだろ…? 変に冷静で、近くに転がっていた自分のリュックから鏡を取りだし、顔を見た。 ――あ、傷出来てる。 と、思っていたら、救急車が到着し、搬送された。
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