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「はあ……はあ、はあ……」
私はバスケットボールをゴールに向かってシュートする。
シュッ!
綺麗に音もなく入った。
「うまいな。ふぅ。」
私は声のした方を振り返る。
「光、いたんだ」
「うん、朝練お疲れ様」
光は私に対して天使のような微笑みを浮かべている。
「光もお疲れ、着替えてくるから待ってて♪」
「うん。」
私は機嫌を良くして更衣室に入った。
私の名前は、冴木風香[さえきふうか]、
広陵高校2年のバスケット部所属。
頭は中の上ってとこ、顔に関しては、、、ノーコメントで。
私とさっき話してたのは武蔵野光、中性的な男子、バスケット部のマネージャーで私の幼なじみ、私にもさっき向けていた天使の笑顔を武器にクラスの、いや学校中の女の子を骨抜きにしてる。
本人が気づいてないのが致命的だけど。
そんなことを考えながら私は着替えて光を探す。
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