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あの様子では真理子も2次会に行くことになるだろう。
そうなると俺も同行し、真理子が2次会から開放されるのを待たなければならない。
俺の放った小便が、流れずに便器の縁で溢れそうになっていた。
席に戻ると、消しそこねた吸い殻がくすぶり煙を上げている。
洪の手下によって湧き上がった苛立ちを、真理子を思いながら何とかごまかしている――まるで自身の姿のようだ。
焼酎でも頼むかと思った矢先、煙の向こうから真理子の視線を感じた。
真理子は店長の横に寄り添う様に座らされ、耳元で何かを言われながらこっちを見ていた。
俺がそれに気づくと真理子は慌てて視線を逸らした。
よく見ると店長の腕が真理子の腰を抱いていた。
そしてその手が真理子の胸の位置に移動した。
真理子が短い声を発して店長から離れた。
その場に居る者達の視線が真理子に集中したが、ほんの一瞬だけだった。
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