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春の温もりもままならないある一軒家にて、ある2人の少年がいた。
?「暇だ...」
そう呟いたのは『山撫 佳(やまなで けい)』。
緩めな水色の服とこれまた緩めで藍色の太い筋が入った紺色のズボンを着用している少年だ。 16歳。
首の根元まで届くちょっと長い黒髪で半目。 若干天然の幻想入り志願者。
どうでもいいことだが、この物語の主人公である。
?「じゃあ神社行こうず!」
と切り出したのは彼の友人である『焔影 清(ほのかげ きよめ)』。
深緑のシャツに茶色の袖なしコートを羽織り、黒いズボンを穿いている。
赤がほんの少し入り混じった黒髪で目にはうっすらとした紅がある。
憎らしいことに中々のイケメン。
名前が厨二臭いからか、自分の苗字を嫌ってたりしてる。
佳の天然に突っ込める彼の数少ない友人だ。
そして今は清………彼の家に佳がお邪魔している。
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