桜の花びら散る頃に

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「花だいじょぶ?!……え??」 「あー!なるー♪おつー!笑」 リレーができないと言ったあの時、結構すごい怪我だと思ってた花 保健室でお茶してた。 「な、な、リレーでれるじゃん!!!!」 大事に至らなくて良かった。 けど!リレーに出れそうなくらい元気じゃないか!! 「えへ♪そこは突っ込まないでちょ?笑」 「突っ込むわ!!」 「あははー笑 ま、いいじゃん。お昼たべよー」 「……ま、そーだね。はぁ、リレー頑張るわ笑」 このリレー交換には秘密があったことは桜の花びらが散る頃に知ることになる。 なんて、思ってなかった。 "リレーの人は集まってください" 「なる、行くよー」 「え?あ!そか。委員長でるのかー」 「俺からバトン貰うのに俺のこと忘れてたのー?笑」 「ごめんごめーん」 委員長も足はやい。サッカー部だし そして知ってる人にバトンをもらうことに安心した。 "位置について。よーい、" パン!! いよいよリレーがはじまった リレーは運動会最後の競技でとても盛り上がる それにでるなんて思ってもなかった。 なんてぼーっとしていたら 「なるっ!!!!」 来てたーっ!!焦 「駿太くんっ!まかせてーっ!!」 私はばっとバトンを受け取ると(すんごい上手く受け取れたんだ!練習してないのに!!笑)文字通り、全力疾走した。 前に人が見えない てか、目の前が真っ暗に…おっと、このタイミングで貧血だ。いやでもゴールだけはしなくちゃ。アンカーだしなー、花の代理だしなー……… それから たぶん1番でゴールした、と思う そこからの記憶はない 気が付くと保健室のベッドのうえだった。
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