桜の花びら散る頃に

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「ん………?」 あれ、わたしどうなったんだっけ? 委員長からバトン貰って、一生懸命走って、それで…? 「あ!!起きた!?良かったー…」 「…委員長?どして、私…??」 「なる、ゴールしたらすぐ倒れちゃったんだよ。」 あ、そうだ。あの時貧血になっちゃったんだ。でも誰が保健室に… そういえばリレーは! 「リレーは1位だったよ。」 「!そか。良かったー笑」 言いたいことが分かったのかな笑 「保健室に運んだのも俺。」 また分かったの…!? 「なる、声に出てるよ笑」 「あ…笑 そーゆーことね!笑 ごめんね、運んでもらっちゃって。重かったでしょー」 「全然。軽い軽い、俺マッチョだし?笑」 「ありがとー笑」 そうこう話してるうちに、約束の時間になってしまった。 このときわたしは好きな人に告白しようと思って、その人に時間を指定していたんだ。 振られるんだけど、さ笑 「ごめん!この後待ち合わせあるんだー!!ごめんね!本当にありがとう委員長。」 「もうこんな時間か。いや、じゃあ今日は気をつけて帰って。」 「うん!ありがとなっしー笑」 「じゃーなふ○っしー笑」 こうして委員長と別れた後、わたしは振られに進んでいくのでした。 その告白した人は1年の時にすごく仲が良くてじゃれ合ってたんだけど、クラス離れてから疎遠になって、そしたら好きだって気づいたっていうアホみたいな話でして。 学祭マジックにあやかれたらーっていう小心者です、わたしは。 でも 「ごめん、まだお前のこと仲のいい女友達としか見れない」 って言われて 思い出すと今でも泣けるネ笑 こうして私の三年間の恋愛は、彼氏ゼロというさみしいもので幕を閉じた。 と、思っていた。
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