1人が本棚に入れています
本棚に追加
「ん………?」
あれ、わたしどうなったんだっけ?
委員長からバトン貰って、一生懸命走って、それで…?
「あ!!起きた!?良かったー…」
「…委員長?どして、私…??」
「なる、ゴールしたらすぐ倒れちゃったんだよ。」
あ、そうだ。あの時貧血になっちゃったんだ。でも誰が保健室に…
そういえばリレーは!
「リレーは1位だったよ。」
「!そか。良かったー笑」
言いたいことが分かったのかな笑
「保健室に運んだのも俺。」
また分かったの…!?
「なる、声に出てるよ笑」
「あ…笑
そーゆーことね!笑
ごめんね、運んでもらっちゃって。重かったでしょー」
「全然。軽い軽い、俺マッチョだし?笑」
「ありがとー笑」
そうこう話してるうちに、約束の時間になってしまった。
このときわたしは好きな人に告白しようと思って、その人に時間を指定していたんだ。
振られるんだけど、さ笑
「ごめん!この後待ち合わせあるんだー!!ごめんね!本当にありがとう委員長。」
「もうこんな時間か。いや、じゃあ今日は気をつけて帰って。」
「うん!ありがとなっしー笑」
「じゃーなふ○っしー笑」
こうして委員長と別れた後、わたしは振られに進んでいくのでした。
その告白した人は1年の時にすごく仲が良くてじゃれ合ってたんだけど、クラス離れてから疎遠になって、そしたら好きだって気づいたっていうアホみたいな話でして。
学祭マジックにあやかれたらーっていう小心者です、わたしは。
でも
「ごめん、まだお前のこと仲のいい女友達としか見れない」
って言われて
思い出すと今でも泣けるネ笑
こうして私の三年間の恋愛は、彼氏ゼロというさみしいもので幕を閉じた。
と、思っていた。
最初のコメントを投稿しよう!