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ガチャ
「紫原くん、お弁当忘れてますよ??」
「あ、黒ちんありがと~」
「珍しいですね。紫原くんがお弁当を忘れるなんて。」
「うん~。今日はこの子がいるって赤ちんに聞いたから~。」
紫原くんが屋上に新たに入ってきた人からお弁当を受け取った。
それにしてもどこかで聞いたことのあるような声だな……。
黒ちん……そしてこの声って……
「黒子くん……??」
「はい。って……もしかして紫原くんが言ってた子ってこの子のことですか??」
「うん、しーちんって言うの!!」
「紫原くんがつけたあだなじゃわたしの名前の頭文字くらいしかわからないよw」
わたしはそう言い黒子くんに自己紹介をした。そして黒子くんも自己紹介をしてわたしたちは仲良くなった。
ガチャ
「しおりっち、元気にしてたっスか??」
「黄瀬くんだぁぁぁ!!元気にしてたよ!!」
「黄瀬くんにすごくなついてますね。」
「うわぁっ、黒子っちいたんスか。珍しいっスねぇー。黒子っちが屋上にいるなんて。」
「驚くなんてひどいです。」
「いや、テツのこと一発で見つけられるのなんて赤司ぐれーだろ。」
青峰がそういうと黄瀬くんと紫原くんがケラケラ笑って、黒子くんは少しすねていた。
なんか……いいよね……。本当に仲間って認めているこのかんじ……。
ガチャ
「赤司、屋上は立ち入り禁止だぞ??先生に見つかったら……正気なのか??」
「ここまできてまだ言うのか、緑間。見つかったら……諦めろ」
「投げやりなのだよ!!」
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