第1話

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このしゃべり方は…… 「なのだよ星人、緑間っち!!」 「失礼なやつなのだよ!!しかもその呼び方で呼ぶな!!」 「あれ??声に出てた??」 「おもいっきりな。それよりしおり、これ昼御飯だ。」 赤司はそう言いわたしにビニール袋を差し出した。 「え、いいの??」 「もちろん、どうぞ。」 「ありがとー!!」 「しーちん、俺のこれもあげる~」 「わー紫原くんもありがとー!!」 緑間くんは怒りながら屋上のはしっこに座りご飯を食べ始めていた。 それを見たしおりは鞄をがさがさあさりあるものを見つけそれを緑間に近づいて手渡した。 「これ、あげる。さっきはごめんね、失礼なこと言っちゃって。わたし大迫しおり。よろしくね。」 「なんで俺がおしるこを好きだと知っているのだよ??」 緑間に渡したのはおしるこキャンディー。しおりはこのキャンディーが好きでお金があればこれを買いだめしていた。 しおりは困ったように微笑み緑間の質問に答えた。 「エスパーってとこかな」
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