52人が本棚に入れています
本棚に追加
/120ページ
みんなでワイワイ食べる昼ごはん。
こんなににぎやかなのは久しぶり。
ガチャ
「あー、しおりちゃーん!!」
「桃井ちゃんだー」
「朝練の時ぶりだね!!あ、そうそうビックニュース!!しおりちゃん、帝光に入学してもらうことにしましたぁー」
「は……??」
「あしたからだよっ」
桃井ちゃんはグッと拳を握る。
制服は小さくなったやつあげるね、とかそんなことを言ってたような言ってなかったような。
しおりは口から魂が出てくるような気がした。
「桃井ちゃん……そーゆー大切なことは勝手に決めちゃいけないよ……」
「しおりさん、まだ入学してなかったんですか??」
黒子がそう尋ねたのでしおりはギギギッという効果音がなりそうなかんじで黒子の方に顔を向けた。
「うん……入学する気なんて……サラサラ……これっぽっちもなかったから……ってわたし勉強できないんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!」
しおりは持っていたパンを地面に叩きつける。
紫原が食べ物は大切にしないと~とか言ってたけどスルーしてしおりは叫びだす。
「まずなんで桃井ちゃん入学手続きできたの!?保護者の許可とかいるでしょ!?それはどうしたぁぁぁ!?」
しおりはそう叫んで息を整え帰りますと言い屋上から飛び出した。
最初のコメントを投稿しよう!