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「学校なんてっ入ってもろくなことないのにぃぃぃ!!」
しおりはあまり人通りのない廊下を爆走していた。
そのとき角をぐいっと曲がったとき誰かとぶつかった。
「うわわ、ごめんなさい!!大丈夫ですか??」
「ちょっとーちゃんと前みて歩いてよぉ……って……」
ぶつかった女は目を丸くし口をパクパクしていた。
しおりはその様子をみて首をかしげた。打ち所が悪かったのかな??とか考えながら。
「とりあえずすいませんでした。では!!」
しおりは頭の上にクエスチョンマークを浮かべながらもまた走り出した。
一方女の方はちっと舌打ちをしてしおりが走っていった方向を睨み付けた。
「なんでここにアイツが……しおりがいるの……!?」
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