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「ただいま帰りました。」
「征十郎様、お帰りなさいませ。」
(うわーメイドだーすごーい。)
そんなのんきなことを考えていると赤司があることに気づいたらしく
「お父さんは……??」
と言った。
いつもは玄関に出てきていることがわかる。
メイドは困ったように頬に手をあて
「一週間ほどお出掛けになるとか……」
と答えた。
「そうか。ありがとう。食事の用意をたのむ。」
赤司はそう言うとしおりの手をつかみ自分の部屋に向かい歩きだした。
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「ねぇ赤司。結局同じ部屋なの……??」
「なんだ、許してくれたんじゃないのか。」
「いや、家にはいるとはいったけど同じ部屋でいいとは一言も言ってない。」
「じゃあクローゼットのなかにするか??」
「いや、ドラ●もんとか銀●の神楽ちゃんじゃあるまいし。」
「わがままだな。」
「そんなこと言ったら出ていっちゃうよ、いいの??」
しおりはそう言いニンマリ笑って赤司を見ると赤司は顔を真っ赤にさせベットにダイブした。
「ぶふっ、赤司キャラ崩壊しすぎ」
「そういうしおりも最初のころからキャラがかわりすぎてるぞ。」
そうお互いに言い合うと自然と笑いがおきた。
「あれはまだ独りのときだったからさちょっと違うんだよ。でもね今はみんながそばにいてくれると思えるから嬉しいんだ!!」
「そうか、よかったな。」
「うん。てことで寝るとき掛け布団と毛布よこせよ。」
「え……??」
「床で寝るから。」
「俺の掛け布団は……??」
「そりゃ……ないんじゃない??」
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