つばきゅんハピバ

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<つづけえ!> 「あれだけ、悶々してたらヴェルちゃん先生(の胸)見ただけで、色々やベーし」 放課後、俺は苛立ちと屈辱に苛まれながらも、帰ろうと教室に戻る途中 ふと、屋上に目をやった。 「ん、あれは……。」 黒がメインの制服のなかで目立つ白い制服。雨が降った後の青空に映える、金髪 普段、そこはある人物のテリトリーであるハズなのに、今日はヤツが入り口のドアの上に座ってた まぁ、ある人物がなぜそこにいないのかは、大方察しがつく、雨が降ったから……だ。 「あんにゃろ……、まだ居たのか。よし……!」 俺は昼間の怒りをぶつけるべく、俺は屋上に向かう **** 「さっきはよくも!」 「…………すぅ」 「……寝てるのか?ここ、ゆーちゃんの特等席だぜ?」 これはチャンスではないか。仕返しができる! 「さて、どんなイタズラをしてやろうか……。」 顔に落書きでもするか?そんな、幼稚な事を考えていたが ふと。 (いや、そんなんじゃ俺の気がすまねえ。……仕返しだからな) 別にそういう趣味があるわけじゃないが、あそこまでヤられたら やりかえさないと、気がすまない。 「……俺だって、色んなテク持ってるんだからな!」 なんかよくわからない、事を自分に言い聞かせるように、うん。と頷く キスはうまい方だと自負している。 「…こ、腰砕けにしてやんよ……っ!w」 ちゅ… 生暖かいモノが触れる。 どんどん絡めていく。 「………ん………ふっ」 全てを暴くように 口腔を執拗に攻める。 時々、痙攣する体をみて 優越感に浸る。 (そろそろ、起きてもおかしくない頃だが………) 刹那。 ぐちゅ 「!!」 今まで一方的に絡めてたのに イキナリ意思をもって 絡め返してきた。 ビックリした俺は 体を起こそうとしたものの すでに遅く 頭を後ろから 押さえつけられていた (くそ……っ。レインのやつ起きてたのかよ!!) お互い意思を持った 舌は深く深く絡まるのであった
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