再録、腐向け本2

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<サチェルタがなぜ♂になったかはおいといて。> 「で、この状況がすでに、意味がわからない!」 「俺とサチェ様でシンク君の取り合い?」 「はなしたら?この悪趣味執事。」 「お嬢……いえ。坊っちゃんこそ放したらいかがです?」 「二人ともはなせよ」 「コイツの所有権は僕にあるんだよ!」 「シンク君は俺の主ですよ?」 「性格まで男なのか……。」 「………っ!シンクは僕のモノだって言ってるのがわかんないの?!この、悪趣味執事!」 「サチェ様より先に、シンク君に目をつけたのは俺ですよ?」 「ハッ。姉さんから乗りかえたクセに偉そうに。ティコなんかにシンクはあげないよ」 「ヴェラ様に関してはタブーですよ、サチェ様。俺も渡しませんからね?」 「てか、発言大胆すぎるだろ」 「僕はシンクが大好きだし、シンクだって僕が好きなんだからね!」 「人間の生は儚いもの、また心代わりも移り行くもの。チャンスは俺にだって」 「……ちょっとまて!まだ、サチェルタ(♀)から告白されても、してもないのに!!そんなイキナリ…」 「あ……っ!くぅ………、今のは忘れろ!忘れてくれ!忘れるよなぁ?シンク?」 「www」 「包丁もってくるな」 「いい間違えたんだ、大嫌いって!シンクは嫌いだったんだ」 「今さら、言い直しても遅いし、無茶ですよ。サチェ様w」 「確かに、ムリがある」 「あーもー!今回だけだからな!シンク!僕はお前のこと大好きだからな!誰にもわたさないからな!いいか!わかったか!」 「逆ギレwww坊っちゃん、半泣きですよwww」 「ツンすることを諦めたか」 「これは告白にノーカウントだ!僕だって、女の時に言いたいし……。てか、女だったら言われたい!」 「……で、なんでこんな結末に?」 「お互い譲らないんで、体の相性を……とw」 「シンク覚悟しろよ?」 「え?ちょまっ!!なんで男に押し倒されなくちゃいけないんだ!」 「性別なんて小さいことをきにしないでください?」 「いやいや、するから!はなせよ。」 「心が通じてたら性別なんて」 「サチェは本来、女だろう!今、同性であることに気づけ!そして、すこしは抵抗しろ!」 「五月蝿い御主人ですネ?」 「口塞いじゃう?」 「ちょ………意味がわからない!!」 女に戻ったサチェが我にかえって、やったこと思い出して、赤面してシンクに包丁を突き刺して、部屋に引きこもればいい。 「こ、これは夢なのだわ!私があんなことするはずないのだわ!」
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