僕たちの始まり

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僕たちは人のいない端の適当な席につく。 「注文はこのタッチパネルからだよ。カードキーをかざしてから食べたいボタン押してね。 このカードは部屋の鍵とお財布も兼ねてるから無くさないようにね!」 ((すごっ・・・??)) 手際よく注文する嶋田さんに続いて僕たちも注文する。 ユズはしょうが焼き定食。 僕は決めかねて迷ってると、ユズがなんでもいいじゃんって笑う。 しばらくタッチパネルとにらめっこする僕を見てたら視線を感じて顔を上げると、にっこり笑った嶋田さんと目が合った。 「決まった?その目がいいねぇ~」 なんだか恥ずかしくなって俯く。 「えっと、・・・じゃあ海老ドリア・・・」 あわててボタンを押したら、間違えてラザニアを押してしまった。 「あ~っ!!」 大丈夫だよと苦笑しながら、嶋田さんが訂正してくれた。 やっぱ葉月はドジだなぁ~ってユズに笑われた。 僕は恥ずかしくなって真っ赤になって俯いた。? ご飯が運ばれてくる間、嶋田さんがいろいろ学園のことについて教えてくれた。
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