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そんなこんなで、料理が運ばれてくる。
すっごくおいしくて、びっくりしちゃった!!
「君たちホントおいしそうに食べるねぇ~」嶋田先輩が笑う。
「だって、ホントにおいしいだもん。ねっユズ!!」
って聞いてない・・・
「あっ、ユズ、ほっぺにソースついてるよ!!もぅっ!!」
そういって、僕は拭いてあげる。
「サンキュっ♪」
ほのぼのとした雰囲気が広がる。
嶋田さんは苦笑い。
食事が終わると、嶋田さんが口を開いた。
「そうそう、あとね、もう一つ気をつけてほしいのが生徒会ね。」
「生徒会って生徒会?」
「何を気をつけるんですか?」
「まぁ、彼らはある意味、人気投票みたいなので生徒会に選ばれてるから全校生徒の支持率もすごいわけ。だからそれぞれにファンがついてて、すごいのよ。」
「何だそれ?」
わけわからんという表情のユズ。
「生徒会が人気でファンがいるのはわかりましたけど、で、僕たちはどうすればいいんですか?」
そうだねぇ・・・と呟きながら嶋田さんが腕組みしながら答える。
「明日から、君たちは全校の注目の的になるの。当然生徒会のメンバーの中に君たちに興味を持たない人はいないと思うのね。手っ取り早く言うと、生徒会には関わらない方が身のためと言っとこうかな。」
「「もし近づいたらどうなるんですか?」」
思わずハモってしまう。
先輩が笑いながら答える。
「ファンの人たちがやきもち焼いて、君たちに何をするかわからないから気をつけてね♪」
そういってにこやかにウィンクした。
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