乱世に華を!~出逢い~

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柔らかな風が頬をくすぐり、桜の花びらが舞った。 城下のはずれにある川岸には桜並木が続いている。咲姫は従者を伴いお忍びで花見に来ていた。 「わしは、桜の花が好きじゃ」 桜並木の途切れた一番奧には、枝垂れ桜の古木があった。咲姫はその古木の横にみのから飛び出す自分と同じくらいの小さな足をみつけた。
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