魔法少女のなくした未来を

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「畜生!こんな事になるんだったら惨めなクズ野郎のままがマシだったぜ!なんで毎日毎日BBA共にシゴかれる上ナイトメア退治まで…!!」 猛ダッシュしながら心の叫びを口に出すミルカ。 客は、我を失い漢言葉で一人愚痴るミルカをクスクスと笑いながら見るがミルカは気にしない。 ただ魔法少女の敵、ナイトメアを退治するためにひたすら走っていた。 ーーーー デパートの人がいないような暗い場所にナイトメアは潜んでいた。 正確にはナイトメアはとある人物に取り憑いていたのだ。 その人物は太っていて醜悪な顔つき、風呂もろくに入っていないようで体臭の酷い中年の男だった。 男は女性用の下着をハァハァと息を荒げながら欲望のままに貪っていた。 デパート内を走り非常用ドアを開けて店内とはうってかわり静かで薄暗く不気味ささえ感じられる廊下内をミルカは走る。 『ミルカ!この先にナイトメアがいる!気を付けて!』 「う、うん!」 ミルカはふと走るのをやめ、じわりじわりとナイトメアに近づく。
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