魔法少女の手折られた花の勇気

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「はぁ、はぁ…おじさんさっきはごめんね…お詫びに僕が温泉作ってあげるからね」 殻を破り自然体となった少女は、気絶している男を温泉で療養してあげようと、必死に温泉を掘っている。 男、そして先程ミルカに取り憑いたナイトメアは、ゲロトルートと言うナイトメアで、取り憑いたその者をマタタビで酔った猫のような状態にしてしまうナイトメアだった。 その為に男も、そして今取り憑かれたミルカも、マタタビで酔った猫のような状態になってしまい、目的や使命よりも本能、欲望のままの状態になってしまう。 そして今、ミルカがナイトメアに取り憑かれ、恥じらいを失いただ自分の欲望のままに貪っているのだ。 そのうちミルカが温泉を掘っている内に、大地は湿り気を帯び温かい泉が出始めてきた。 ミルカの思考は所謂酒に酔って泥酔したそれに近くそれ以外に何をしようとしていたのかすら思い出せない。 しかしそれはどうでもいい。 ミルカの頭の中は自分が満たせれればそれでいい。 それだけだった。 気絶していた男はその内に目を覚まし、ミルカが頬を赤らめて男を温泉にはめようとするのを目の前で見てしまう。
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