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「よく撮れてるだろ?俺は最初は正義の味方役として登場するつもりで壁に吊るして動画を撮るつもりだったんだ!」
誇らしげに語る東馬。
「それが今お前の痴女ぶりを全開に撮れるとは…思いがけない所に大物はいるものだぜ!」
ばちの悪いことにミルカと醜悪な男が遊んでいた所からの映像で、こともあろうか、男に逃げられたミルカが今度は東馬を誘い、彼のズボンを脱ごうとしていた所もバッチリ撮られていたのだ。
ミルカはこのままでは危ういと悟り東馬に懇願した。
「お願い!何でもするからその動画だけは流さないで!!」
ミルカは動揺の余り強がるのも忘れ、弱気な声で東馬に願い出た。
「何でもするって言ったよな?」
にやけて催促を始める東馬。
(ヤバイ…!)
ミルカはつい自分の口を滑らせてしまった事に後悔した。
ミルカの口から出た言葉は、負けを認め相手の欲求に全て答えます、と言っているようなものだった。
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