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ーーーーふと気がつくと拓広は柔らかいベッドの上にいた。
可愛らしいぬいぐるみが部屋に飾られ、部屋中ハーブのような良い香りがしていた。
「あれ??僕は…なんでここに…」
拓広はベッドから起きあがり気が動転していた。
(な、なんだこの状況は…)
拓広は胸が高鳴るのを感じた。
喜びとかそう言った感情ではない。
むしろ今自分は大変なことをしてしまったのでは無いかと言う動揺さえ覚えた。
その時下の階から母親らしい声が聞こえてきた。
「ミルカー!いつまで寝てるの!?早くおりてきなさい!!」
ミルカ!!?
拓広は心臓が飛び出しそうな位に驚いた。
タンスの上に飾られている丸い鏡。
拓広はゆっくりとその鏡を見る。
鏡には整った顔立ちの少女が映っていた。
何と言うことだよ…!僕はあの娘(こ)と入れ替わってしまった…!!
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