第1話 運命の出会い。そして…

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「よぉーし、準備オッケーだな。いくぞ!」 今日は大学の入学式だ。 俺は気合を入れて玄関を出ると、朝日が目に入った。 眩しい… 晴れやかな良い天気が気持ち良かった。 学校まで、バスと電車に揺られること1時間。 これから毎日見ることになる窓の流れる景色を電車の中で見ていた。 …友達いっぱいできるといいな。 俺は身長は高くガタイも良く腕力もあるが、暴力反対の平和主義。名前も「坂東大吾」と強そうな名前なのにちっとも強くない。 昔から友達は面白がって弄ってくるが、俺は笑っているだけ。 「ヘタレ」と呼ばれても気にしない。そんな性格。 大学に入ったら、少しは変われるかな? そんなことを思いながらも大学に着いた。 大学の門を通り、中のロータリーまで足を進めた。ロータリーの中央に大きな木があった。 辺りを見回すと緑いっぱいのキャンパス。 期待と不安が入り交じる入学式。 まだ開始までに時間がある。周りはがやがやと話声で騒がしかった。 俺は隣の席の人にフッと目をやった。
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