第1話 運命の出会い。そして…

3/16
前へ
/1202ページ
次へ
隣に座っていたのは眩いばかりの美しい女性。 一目惚れだった… 細身のスラっとした体型。二重まぶたでクリっとしていて子猫のような目。整った優しい眉毛。 笑うと糸目のように細くなり、目尻にしわを寄せて微笑むその姿。 彼女の名前は牧田美咲。 「美咲」名前の通り美しく咲いている彼女の笑顔。 その綺麗な花は高嶺の花に思えた。 それに引き換え俺はガタイに似合わず臆病… なんとかお友達になりたいと思ったが、声を掛ける勇気がない。 …こんだけ綺麗なんだから彼氏いるよな。なんて思ったりもして、最初から諦めていた。 今思うと我ながら本当に情けないやつだ。 そんな俺と釣り合うはずがないと思っていたのだが───。 俺は美咲と結婚することができたんだ。
/1202ページ

最初のコメントを投稿しよう!

102人が本棚に入れています
本棚に追加