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隣に座っていたのは眩いばかりの美しい女性。
一目惚れだった…
細身のスラっとした体型。二重まぶたでクリっとしていて子猫のような目。整った優しい眉毛。
笑うと糸目のように細くなり、目尻にしわを寄せて微笑むその姿。
彼女の名前は牧田美咲。
「美咲」名前の通り美しく咲いている彼女の笑顔。
その綺麗な花は高嶺の花に思えた。
それに引き換え俺はガタイに似合わず臆病…
なんとかお友達になりたいと思ったが、声を掛ける勇気がない。
…こんだけ綺麗なんだから彼氏いるよな。なんて思ったりもして、最初から諦めていた。
今思うと我ながら本当に情けないやつだ。
そんな俺と釣り合うはずがないと思っていたのだが───。
俺は美咲と結婚することができたんだ。
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