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月日は刻々と進んだ。
就職したら離れ離れだ。
大学生活もあとわずか…
…どうする?
もうすぐお別れだぞ?
このまま会えなくなるのは嫌だ!
俺は勇気を出した。
美咲を呼び出すと、俺の緊張が伝わるようで、美咲もモジモジしていた。
俺は男になるんだ!心の中で気合を入れると勢いよく告白した。
「好きです!俺と付き合ってください!」
美咲のほんのりと紅くなっていた頬に、涙が流れた。
俺が勇気を出したその日、彼女が出来た。
それから幾年か経ち、社会人となり、順風満帆に進み、26歳の時に結婚するまで、何の障害もなく幸せな日々を過ごしていた。
子宝にも恵まれ、すぐに妊娠した。
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