第1話 運命の出会い。そして…

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生まれた赤ちゃんは女の子だった。 赤ちゃんは早産だったため、NICU(新生児集中治療室)という専用の保育器の中で、しばらく育てられた。 赤ちゃんはすくすくと成長し、無事に病院を退院。 我が家に来ることができた。 決めていた名前は「優」 だけど俺は美咲の「美」を付けて、「美優(みゆ)」と名付けた。 美咲の生まれ変わり…そんな風には思ったからではない。 周りはそう言う人も多かったが俺はそうは思わなかった。 ただ、美咲が生きた証として何かしないといられない気持ちだったからだ。 「おぎゃーおぎゃー」 …悲しんでいる暇は無い。 美優が泣いている。
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