第1話 運命の出会い。そして…

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笑う俺の顔には、止まらない涙が流れていた。 笑いながら泣いている俺を、不思議そうにキョトンと見つめる美優。 泣き止んでくれたようだ。 力がどっと抜ける。 すると俺の表情が固くなったのがわかるのか、美優がまた泣き出した。 おーよしよし。 無理矢理つくる笑顔。 美優がまたキョトンとした。 よし、泣き止んだな。 美優の顔を見ていると、キョトンとしながら親指を咥えた。 お腹すいたのか…? ミルク飲ますか。 俺は美優を抱きかかえたまま、ミルクを作ろうとキッチンへ向かった。
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