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時刻は午後3時。
もちろんこの場で修二に詰め寄ることは、私には出来ない。
早希はどうしているのかと様子を窺ったら、今にも泣き出しそうな目でチラリチラリと修二を気にしている。
さっき注目を集めたばかりでその行動をしたら、原因が修二だって周囲にバレバレだ。
先ほどの出来事を知らない当の修二は、素知らぬ顔で仕事をしている。
私と修二の関係、早希には絶対知られてはいけない。
そうなると、やはり会社で修二に聞くのは難しい。
私は今までの無視から一転、修二を呼び出すことに決めた。
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