追い討ち①

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「や、やめて・・・」 何で・・・何で私は強く拒むことが出来ないの? 弱い自分を蔑む自分が落胆する。 「こういの好きだろ?」 ニヤリと笑って更に攻める修二。 私はなにをしてるんだろう。 こんなことをするために真理さんに嘘をついたの? 私がここに修二を呼び出したのは、こんなことをするためじゃない。 確かめなきゃ。 「で、離婚成立したから、早希と結婚するの?」 私は修二の足の感触を全く気にしていないふりをして、彼女の話題を上げた。 いったい、どんな反応を見せるの? 私の愛した男は、シラを切りとおすの? それとも、力強く無実を証明してくれる? 私はジッと彼を見つめた。
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