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「や、やめて・・・」
何で・・・何で私は強く拒むことが出来ないの?
弱い自分を蔑む自分が落胆する。
「こういの好きだろ?」
ニヤリと笑って更に攻める修二。
私はなにをしてるんだろう。
こんなことをするために真理さんに嘘をついたの?
私がここに修二を呼び出したのは、こんなことをするためじゃない。
確かめなきゃ。
「で、離婚成立したから、早希と結婚するの?」
私は修二の足の感触を全く気にしていないふりをして、彼女の話題を上げた。
いったい、どんな反応を見せるの?
私の愛した男は、シラを切りとおすの?
それとも、力強く無実を証明してくれる?
私はジッと彼を見つめた。
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