追い討ち②

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謝りたいけど、怒っていると分かると連絡するのが怖い。 もしかして、これが別れる原因になったりとか・・・。 心の中は不安で埋め尽くされた。 このまま終わってしまうなんて嫌だ。 私は迷いを振り払うように真理さんに電話をした。 トゥルルルル・・・ コール音が苦しい。ドンドン緊張が増してゆく。 どんな感じで電話に出るのだろう。 「・・・」 なかなか電話に出ない彼。急用って、本当に急用で忙しいのかな・・・。 それとも、もう出てもくれないとか? かなり待ったけれど、それでも電話に出ない。留守電にも切り替わらない。 あまりしつこいと迷惑な場合もあるから・・・。 私は電話を切ろうとした。 「はい」 その時、ようやく彼の声が聞こえた。 悪い予想は当たるもので、かなり声は不機嫌そうだ。 そりゃ、そうだよね・・・。 私の緊張は最高潮に達した。
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