ｼﾞﾑｵ第11話

追い討ち②

これで・・・終わりなの？

こんなことで、終わってしまうの？

私の、大切な恋は私のくだらない見栄のせいで・・・。

そんなの、嫌なのに。

それから何度か文房具店を覗いたけれど、カウンターに座っているのはあのオバチャンで彼は居ない。

どうしても、会って話がしたかった。だって、あの電話の終わり方を思い出すと、電話をすることもできないから。

彼ではない別人が座るカウンターを見る度に、本当に、本当にもう会えないのかもしれないと思える。

この数日食事も喉を通らなくて弟に心配されてる。
本当は、早くステキな彼氏を紹介して安心させたいのに。

しかも今日は遂にクリスマスパーティー。

こんな精神状態で参加したくはないけれど、取引業者主催だから全員参加ということになっている。

私は、重い気持ちのままパーティーに向かうことになった。