追い討ち②

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呆気ない。 こんな終わり方になるなんて。 さっきまでは感じなかったのに、急に寒さを痛い程感じる。 12月の夜風だもの、普通冷たいでしょ。 そんなことにも気づかないくらい、私は必死になってたんだ。 パーティーの最中で良かった。会場に戻れば大勢の人が居る。 早く戻ろう。 一人で居たら、泣いてしまいそうだから。 私は急いでテラスから建物の中に入った。 「京香」 「し、修二・・・」 会場からはかなり離れたテラス。 普通ならここに来る用事など無いはずなのに・・・。 待ち伏せだ。
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